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京都當道会について
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比叡山の護法神である山王曼荼羅は鎌倉時代に描かれた天台信仰、延暦寺の守護神である。天台宗の発展と深くかかわりながら複雑な歴史を刻んできた。 本図の各像は謹厳な筆致で描かれ、他本と比較して図像的に表現が精緻で表現の確かさが窺える。
京都府内に伝存する曼荼羅の中でも最も古い遺品として文化財指定を受けている貴重なものです。

(京都府教育庁指導部文化財保護課)

當道の守護神として崇められたこの二幅は職検校(総検校、一老)の居室に安置され運営を見守ってきました。
その検校が遠行(當道では職検校が亡くなったときにのみ遠行といいます。)すれば次の総検校が引き継ぐ事を定めとしてきました。